事例紹介

旅行代理店向けテーラーメイド型ERPシステムのローコード開発

クライアントの悩み

課題

アルテラは、ある大手旅行代理店から業務全体のデジタル化についての相談を受けました。クライアントは、業務の効率化を目的として、インバウンド(訪日旅行)ビジネスに特化したERPシステムを求めていました。そこで、既成のソリューションを試してみたものの、ソリューションの設計やユーザビリティ、機能性、サービス等の面でいくつかの問題に直面したため、新たなソリューションを探していました。

同社の目標は次の4点でした。

  • 業務効率とスタッフの能率の向上
  • プロセス統一によるエラーの削減
  • データの集約管理
  • スタッフおよび経営陣が重要な業務情報に簡単かつ迅速にアクセスできる環境の構築
 

解決の試み

アルテラの解決策

  • ローコード開発ソリューション「Zoho Creator」を活用し、アルテラは完全テーラーメイドのERPソリューションを制作しました。これにより、クライアントは旅行案の作成をプラットフォーム上のみで完結できるようになりました。そして同社CEOと連携して、旅程表の作成から、予約確認書や旅行ガイド書類、バウチャー等の重要書類の生成まで、一連のテーラーメイド型機能の開発に着手しました。
  • アルテラは続いて、このERPソリューションに顧客管理システム(CRM)を実装することで業務の効率化を行い、ERPと統合してデータの重複を回避、そして販売と業務という間でのワークフローの合理化を行いました。
  • アルテラはまた、自動ワークフローを設計して定期的なタスクの自動化をサポートしたほか、電子署名ソリューションをその他システムと連携することによりクライアントのデジタル化の可能性を広げました。

プロジェクトの成果

得られた効果

従前、クライアントは旅程表を手作業で作成し、スプレッドシートで旅行関連書類の作成をしなければなりませんでした。

それが新たなERPシステムを導入したことで、一日がかりで制作していた旅程表をたったの数時間で完成できるようになったのです。

クライアントは、旅行業界ではコンバージョン率(顧客転換率)の向上にスピードが肝心であるとし、新たなシステムに取り掛かろうとしています。その目標は、月の利益を倍にすることです。

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