事例紹介
アジャイルコーチング・ITチームの変革
クライアントの悩み
課題
ラグジュアリー製品を専門に扱う多国籍企業の北アジアグループIT部門(日本・韓国)は、「デジタル」化を目的として既存のシステムからの移行を決断しました。そこで複数のプロジェクトを並行して進めていたところ、優先順位付け、遂行スピード、ユーザーの期待との不整合などいくつかの問題が生じたのです。クライアントは自社のITチームメンバーのこうした問題解決のために、サポートを求めていました。
解決の試み
アルテラの解決策
アルテラは経験豊富なアジャイルコーチを派遣し、アジャイルの考え方やマインドセットの指導、コミュニケーションを円滑に進めるための補助、透明性とKPI主導型プロジェクト管理の推進を通じて、クライアントのITチームが抱える問題解決をサポートしました。
従業員の定着率を伸ばし、クライアント固有の要件に応える最適なコーチングを提供するため、アルテラは次の3ステップアプローチを軸に、テーラーメイドのグループセッション並びに個別セッションを定期的に実施しました。
- 「『なぜ』を理解する」――チームメンバーの業務があるべき最終的な状態(目的)の視覚化をサポート
- 「考え方をマスターする」――チームメンバー自身で日々のタスクに適用できるメンタルフレームワークを提示
- 「プロセス/ツールを用意する」――業務の連携や生産性改善にツール等の技術を活用
プロジェクトの成果
The Results
得られた効果
コーチング実施からたった数か月で、IT部門長によれば様々な面でポジティブな変化が表れた、とクライアントからのフィードバックがありました。以下に挙げるのはその具体的な内容です。
- 受け身ではなく先回りした行動をするようになった
- 従業員は自身が特定した問題の解決策を積極的に提案するようになり、さらにはビジネスユーザーと連携して解決策をみつけるよう行動するようになった
- 意見を伝えるだけのメッセンジャーのようだった従業員が問題解決に取り組むコミュニケーションリーダーに変わった
- 従業員が本社と支社間のやりとりを担当し、定期的に関係者全員に状況をアップデートするようになった
- 遅れがちな業務が計画通り遂行されるようになった
- 従業員はエンドユーザーと連携して、問題を特定し、迅速な解決策を提示するようになった
- プロダクトマネージャーとしての視点をもって物事を考えるようになった
- 行動の主体がタスク管理や進捗報告から、段階的アプローチによるユーザーを中心とした解決策を提供するように変わった