事例紹介
受注業務でのFAX運用の廃止
クライアントの悩み
課題
ある酒類大手販売会社は、取引する多くの卸売業者や小売業者からFAXで注文依頼書を受けていました。FAXで届く注文書は統一された様式ではなく、送信元の任意の様式が使用されています。
注文処理は手作業で行われているため作業負荷が大きいうえに、売り上げの全体像把握を難しくしていました。
クライアントは注文受注・管理にEDI(電子データ交換)ソリューションを使用してはいたものの、対する卸売業者側ではどこもこれまでそのワークフロー変更とソリューションへの適応に積極的に対応しようとしない状況が続いていました。
クライアントはFAXの使用を大幅に減らし、徐々に廃止したいと考え、そのサポートをアルテラに相談していました。


解決の試み
アルテラの解決策
この課題に対処するため、アルテラコンサルティングは同社と連携し、以下一連の解決策を講じました。
- 現状のプロセスやシステム、以前のデジタル化プロジェクトを網羅的に監査
- 卸売業者をセグメント分けし、手作業の入力を減らすためデジタルソリューションを提案
- 各ソリューション(アーキテクチャ、ワークフロー、その他システムとの統合等)の導入要件を明確化
- 各ソリューションに対してFAX削減の影響を評価
- 提案ソリューションのPoC(概念実証)を実施
- PoCの結果が仕様と期待に適合することをクライアントと一緒にレビュー
- PoCドキュメントとその他引き継ぎセッションを実施し、確実に適切な知識を引き継ぎ
プロジェクトの成果
得られた効果
クライアントは、概念実証の結果、機能性に満足し、これらを基準として地域別プロジェクトが遂行されました。
